それは 紅い館の物語
館に住む 姉妹の物語
姉の手には 全ての運命を掴む力があった
妹の手には 何もをも破壊する力があった
彼女たちの向かう先には 様々な出会いと物語が待っている
その一篇を 今 ここに
著:ねこかり 絵:さとうきび様(サークル「粟米湯」)
ありとあらゆる物を破壊する程度の能力を持つ、吸血鬼の少女。 フランドール・スカーレット。 いつもと調子が違う彼女は、部屋でごろごろと過ごしていた。 そんな折、館が突然の振動に襲われる。 唐突に現れる、館の従者 十六夜 咲夜。 「説明は後で。今からここを逃れていただきます」 館の外に出て、彼女は見てしまった。
紅く禍々しい満月の下、月明かりに照らされて微笑むその姿。
紅魔館の主――レミリア・スカーレットの姿を。 |
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「お姉さま、それが運命だというのなら」 |
「そんな運命――私が壊してみせる」 |
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